返し馬の一瞬を見逃すな!
返し馬の見方、ポイントその1として、まずは基本的な見方からご説明します。
競馬では、馬がパドックでファンに顔見せをしたあと、本馬場入場が行われます。
その本馬場入場が行われたあと、レースが始まるまでの間に、馬場を走ったり歩いたりするなどのウォーミングアップをすることを、いわゆる返し馬と言いますが、この際の見方としては、まず、馬が気が立ったり入れ込んでいないかどうかを見るといいでしょう。
馬が必要以上に汗をかいていたり、首を縦や横や斜めに激しく振ったりなど落ち着かない場合は、いわゆる入れ込んでいる状態で、レースでも本来の力を出しきれないことが多いです。
あとは、歩様や歩き方や走り方がしっかりしているかということも重要な部分です。
これがしっかりしている馬は、レースの展開や位置取り次第でもありますが、実力通りに走れるケースが多いです。
それから重馬場など道悪馬場の場合は、馬が返し馬中すべったりして走りづらそうでないかもチェック要素の一つとなります。
重馬場など水の多く含んだ馬場の場合、それを極端に苦手にする馬もいるため、それを見分けることも返し馬ではある程度ですができます。
また、返し馬をほとんど行わない馬や、逆に行いすぎる馬は要注意です。
なんらかの理由があって、普通の返し馬を行わないケースも考えられるので、もちろんその馬の特徴やケースにもよりますが、あまりいい様にとらえないほうがいいでしょう。
ほかにも、パドックでは見栄えが悪かった馬が返し馬では見違えてよくなったり、返し馬の際に落ち着きを取り戻す馬などは、これもケースによりますが、一応プラスの要素としてとらえていいです。
基本的な返し馬の見方のポイントとしては、こういったところがあります。